【実話怪談】同級生の死は予言されていた!?「未来の手紙」(2/2)

実話怪談 未来 手紙 同級生 予言

画像:Karen on flickr

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タイムカプセルを埋めた場所は、当時の僕らが集まっていた学校の裏山でした。僕らはスコップでタイムカプセルの埋まっている場所を掘り返します。

数分後、タイムカプセルは僕らの目の前に出てきました。それは小学生以来、実に20余年ぶりでした。タイムカプセルの中身は、当時の思い出の品で溢れていました。そこには未来の自分に向けての手紙も入っていました。

Aには悪いと思いながらその手紙をここで読む話になりました。手紙には小学生時代の楽しかったこと、辛かったこと、先生に怒られたことなどが綴られていました。そして、手紙の後半はこれからの自分の未来について書かれていました。

そこには、進学して○×大学を卒業し、一流商社〇×会社に入社して働いていることなどが書かれていました。すると同窓生の一人が驚きの声を上げます。それは実際にAが通っていた大学名であり、勤めていた会社名だったと言うのです。Aは自分の夢を叶えたのだと、皆喜びの声をあげました。

手紙には続きがありました。〇×さんと結婚するが、離婚して独り身となる、と綴られていました。この名前に周囲は騒然となります。それは現実に、Aの元奥さんの名前だったのです。

Aは同じ会社の同僚と結婚したので、小学生のAがその名前を知るわけがありません。しかし、20年以上も前に埋められた手紙にハッキリとその名前が記されてあったのです。

同窓生の仲間たちの中には気味の悪さを感じる者もいました。手紙にはAが辿った人生が記されているようでした。そして手紙の最後にはこう書かれていました。

「ぼくは、三十さいの時、同僚の〇×さんに山登りに誘われます。でも、ざんねんなことに、ガケからつき落とされて死にます。みんなさよなら。おわり」

最後まで手紙を読んだ時、同窓生たちは言葉を失っていました。皆、手紙の内容が信じられず、Aのイタズラではないかと思う者まで現れました。しかしこの手紙は、Aが小学生時代に書いたもので間違いありませんでした。

気になったのは「つき落とされた」という部分でした。事故のあった日、Aと同行していた同僚の名前も一致しています。その同僚がAを崖から突き落としたと手紙には書かれていました。

僕らは手紙のことをAの両親には伏せて、Aの思い出の品だけを渡すことにしました。手紙は僕が預かることにしました。

数日後Aの事件は急展開を見せます。Aと同行した同僚が事故に見せかけて、崖から突き落として殺したということが警察の調べで明らかとなりました。その同僚は、仕事でAに恨みがあったということです。

あの手紙は、今も僕の手元にあります。Aは手紙で事件の真相を僕らに伝えようとしたのかもしれません。Aが僕らに宛てた最期のメッセージと思っています。
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