それ絶対おかしいよ!!遭難した山小屋で行われた死と隣り合わせの儀式

実話怪談
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2018/09/05
怪談
山岳部のメンバー四人が、雪山で遭難しました。彼らは大学のサークルメンバーの集まりで、雪山の頂上を目指していました。ところが、運悪く猛吹雪に襲われ、四人は頂上へ向かう方角も失って、当てもなく山道を彷徨っていました。

意識が朦朧とするな四人の前に一軒の山小屋が現れます。メンバーは山小屋の中に駆け込みますが、そこは電気もない無人の小屋で、食糧も火を焚く暖炉もありませんでした。山小屋の中は、何もないただの四角い部屋でした。

山小屋に避難できた四人は救助を待ちましたが、あまりの寒さに耐えられませんでした。このままでは夜が明ける前に全員凍え死んでしまう恐れもありました。そこで、メンバーの一人が皆で温まれる妙案を思いつきます。

それは四人全員で四隅を走って体を温めるという単純なものでした。まず、四隅に一人ずつ立って、最初の一人が壁沿いを次の角まで走ります。そこには二人目のメンバーが待機しているのでタッチをして、一人目の走行者はその場で待機します。

タッチされた側は、同じように次の角まで壁沿いを走り、次の走行者にタッチします。これを繰り返せば、全員が永遠と走り続けられます。順番が回ってくれば最初の走行者も後ろからタッチされ、また壁沿いを走ります。

メンバーはこのアイディアに賛同します。寒い暗闇の中、四人はそれぞれの角に待機して、タッチされたら走るという無限リレーを朝まで繰り返しました。
翌日、救助隊が四人のいる山小屋にやってきます。この無限リレーによって身体を温めた四人に凍傷はなく、全員無事に救出されました。
その後、四人は大学に戻って遭難した日のことを他の仲間と語り合います。すると、登山に参加しなかった仲間の一人が不思議そうな顔で四人に尋ねます。

「それ成立しませんよね?だって四人四隅で一人ずつ待機していたのなら、4番目の走行者は誰にもタッチできませんよ。ほら、最初の走行者は次の角で待機するから、出発点の角には誰もいませんよ」

それを聞いた四人は、自分たちが置かれた異様な状況に背筋を凍らせます。この仲間が言う通り、これではリレーは成立しません。

彼ら四人以外に、あの山小屋には誰かがいたのでしょうか。