ねつ造がフランス全土を巻き込む!!都市伝説「忽然と消える客」の真実がいま明らかに!?

フランス 真相 ねつ造 オルレアンの噂 ブティック
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2018/09/12
都市伝説
これはまだ日本人の海外旅行者が珍しかった頃に囁かれた都市伝説です。非日常的な海外旅行は新しい世界を体験できる機会でもありますが、同時に未知の世界の不気味さを知る場でもあります。この好奇心と恐怖の間で生まれたのが、今回紹介する都市伝説です。

忽然と消える客

外国を旅行中のカップルがあるブティック(服飾店)に入店します。女性は気に入った服を着るため、試着室を利用します。男性は試着室の外で女性を持ったいましたが、疲れもあって待合室で寝てしまいます。

男性が目を覚ました時、試着室には女性の姿はありませんでした。既にホテルに帰ったと思った男性は、その場を立ち去り宿泊しているホテルに向かいます。しかし、ホテルの室内には女性が戻った形跡はありませんでした。

不思議に思った男性はもう一度女性とはぐれたあのブティックを訪れます。しかし、店員に尋ねても知らん顔で、男性の問いを無視する一方でした。男性は警察にも相談しますが、そのようなお客は来ていない、という店員の証言から取り合ってもらえませんでした。

結局、彼女は男性の元には戻らず、行方不明となって消えてしまいます。

これには男性も知らない罠がありました。忽然と消えてしまった女性は、男性の知らぬ間に連れ去られていたのです。試着室には隠れ扉が存在し、そこから女性は連れ出されていました。従業員全員に男性は騙されていたのです。

女性が連れさられた背景には闇組織の存在がありました。彼らは観光客の女性を臓器売買や奴隷市場に売っていました。

これは、あくまで都市伝説の話ですが、この話が生まれた背景には、フランスで起こったある噂が関わっています。それが「オルレアンの噂」です。

オルレアンの噂

「忽然と消える客」は根も葉もない話で、現実に起こった事実ではありません。ただし、この都市伝説が生まれたキッカケとなる騒動がフランスでありました。それが「オルレアンの噂」です。

オルレアンの噂とは、フランスの都市オルレアンで拡がった噂が、社会問題にまで発展した騒動を指します。この噂というのが、先程紹介した「忽然と消える客」そのままの話です。

試着室に連れてこられた女性は薬物を注射されて眠らされ、各ブティックを結んだ地下通路に運ばれると、中近東や南米に売られるという話です。この話に出てくる店は数軒と特定され、六十人以上の女性が行方不明になると噂が広まります。

もちろんこの噂はすべて嘘であり、どの店も闇組織との繋がりを否定しました。しかし、噂を信じた民衆の一部が真実と思い込み、暴動寸前にまで発展します。ようやく地元の新聞社が、噂はねつ造であることを報道したことで事態は収まりをみせました。

ねつ造された噂が生まれた背景には、繁盛している店への嫌がらせという見方もあります。ねつ造の噂を流した首謀者たちは暴かれないまま事態は収束していきました。また当時のブティックに対する民衆の偏見や反感がこの噂を生んだとも考えられています。

日本の都市伝説

この話は、当時海外旅行が珍しかった日本人観光客の耳にも入り、帰国した観光客たちによって語られます。しかし、「オルレアンの噂」の真実は語られず、ねつ造された噂部分だけが日本に浸透していったようです。

おそらく、ねつ造された噂の方がよりショッキングだったため、嫌がらせのデマだったという真実が抜け落ちたという可能性もあるでしょう。
日本では「オルレアンの噂」の真実は伝わらず、「忽然と消える客」という都市伝説として定着していったようです。