斬新な演出は「無音」!?新感覚ホラー映画『クワイエット・プレイス』

映画 アメリカ ホラー クワイエット・プレイス
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2018/10/01
トリビア
2018年9月28日に日本公開された新感覚ホラー・サヴァイバル映画『クワイエット・プレイス』。2018年の北米オリジナル映画で初登場興行収入トップという快挙を達成させます。ここまで観客を熱狂させた魅力は、斬新な「無音」の演出にありました。

クワイエット・プレイス

映画『クワイエット・プレイス』は、「音を立てたら、即死」という設定から「無音」がキーワードの映画です。人類が滅亡の危機に瀕した近未来のアメリカを舞台に、アボット一家は音に反応して人間を襲う“何か”から身を潜めていました。生き延びるための条件はただ一つ、音を立てないこと。

農村に暮らす一家には、夫のリーと妻のエヴリン、そして三人の子供たちがいます。呼吸の音すら聞き逃さない“何か”から逃れるために、一家は手話を駆使し、靴音を避けるため裸足で歩き、金属類の食器や道具を排除するなど、徹底して静寂を保つルールを課して日々を過ごします。

しかし、一家には避けては通れない試練が待ち受けていたのです。妻エヴリンは妊娠を控え、新しい家族を向かい入れなければなりません。果たして一家は、“何か”から家族を守り、沈黙を貫き通したまま出産できるのか、一家の運命はいかに・・・

次のページから映画『クワイエット・プレイス』の魅力をお伝えします。

「無音」の新感覚

この映画の魅力は「無音」の演出です。

映画の中で、音に反応して人間を襲う“何か”は、呼吸の音さえ聞き逃しません。そのため一家は、徹底した静寂を保つ生活を強いられます。それは映画全体に不穏な雰囲気を与え、独特の無音の世界を作り出します。その異様な状況は、観客側にも伝わります。

この映画は映画館という無音を強制される特殊な空間でなければ味わえない閉塞感を恐怖として演出しています。映画館の中で、観客が音を立ててはならないのはマナーとして当然ですが、それ以上に無音を強いられるような圧迫される感覚に陥ります。

映画の中に入り込めば入り込むほど、観客側も呼吸音を意識し、また咳の音さえも発せられない状況に追い詰められていきます。映画の登場人物たちが、音を立ててはならない、という独特の恐怖が、同じように無音を強制されている観客側にも浸透していくのです。そこが、新感覚のホラー映画といえるでしょう。

観客は、まるで映画の世界の緊迫感を共有するような感覚になります。登場人物たちと観客に一体感が生まれる構造は、映画館という「無音」を強いられる状況と、「音を立てたら、即死」という映画の世界観が見事にマッチしたからと言えるかもしれません。

この映画を楽しみたい方は、映画館で鑑賞することをおススメします。

こちらが映画の予告編になります。
 
出典:YouTube

参考サイト:
公式サイト