子どもが絶対にやってはいけない闇ゲーム「バーサレ」!!赤い糸の先にあるものは・・・

こっくりさん ゲーム バーサレ
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怪談
画像: hnt6581 on flickr

はじまりはキューピッドさん

これは私が小学校四年生のとき体験した出来事です。

学校では「キューピッドさん」という遊びが流行っていました。「こっくりさん」とほぼ同じ遊びですが、文字盤の中央には鳥居ではなく、矢の刺さったハートを描きます。

その日も放課後、数人で集まり、キューピッドさんをしていました。

キューピッドさんとは、A4用紙の中央に「YES」「NO」、その下に「あ」~「ん」までの50音を書いた紙を用意して、その上に2人で10円玉にそれぞれ人差し指を乗せます。頃合いをみて、呪文を唱えます。

「キューピッドさんキューピッドさん、南の窓からお越しください」

すると、10円玉がスルスルと動き、キューピッドさんが様々な質問に答えてくれます。この遊びは「コックリさん」とも言いますが、私たちの地域の子どもたちの間では「キューピッドさん」と呼ばれていました。

その日はなぜか私が好きな男の子とこれからどうなるのか訊かなければいけない状況で、私はB子と一緒に10円玉に人差し指を置き、キューピッドさんに質問しました。

キューピッドさんはどんどん質問に答えてくれました。その時、キューピッドさん「つきあう」と答えました。それに少し嬉しくなったのを覚えています。

しかし、しばらくすると10円玉が動かなくなります。
 
出典:ゲットナビ

手を繋ぎ輪になってバーサレを呼ぶ!!

誰かが「バーサレ」を呼ぼうと言い出しました。バーサレはキューピッドさんが答えられない質問でも代わりに答えてくれる強い神様と言われていました。

バーサレの方が呼び出し方、帰ってもらう方法も厳しく、失敗すると呪われるとも噂されていました。呼び出し方は10円玉に指を置く私たちの周りに、5人以上で両手を繋いで輪になり、「バーサレ、バーサレ」という呪文を49回唱えることでした。

唱え終わると、ほぼ同時に10円玉が動き始めました。それでバーサレが来たとわかりました。早速、質問の続きを始めると、10円玉は先ほどとは比べ物にならないほどスピードを上げて答えてくれました。

大方の質問が終わった頃、10円玉は、私たちが思ってもみなかった動きを始めます。誰も質問をしていないのに、なぜか10円玉が右に左に物凄い力で動き出したのです。

私は怖くなって10円玉から指を離してしまいました。B子は腕ごと振り回されているような勢いで10円玉が動き、やがては用紙もズレて吹っ飛んでしまいますが、10円玉の動きは治まりません。

その恐怖に、B子は泣きじゃなくりました。男の子が彼女からやっと10円玉を奪い取ると、窓の外へと投げ捨てます。

そしてバーサレは終わりました。

バーサレの赤い糸

その日の夜。私は夕方にあったことが怖くなってなかなか寝付けないでいました。夜が更けてきた時、突然私の身体は金縛りにあいました。ベッドの中で仰向けにって天井を見つめたまま。

目も閉じることすら出来ませんでした。怖くて呼吸が激しくなっていると、私の息遣いに紛れて小さな声で、

「バーサレ、バーサレ」

と誰かが呪文を唱えている声がいくつもこだましてきました。よく聞けば、それは少女のか細い声でした。

私が天井を仰いだままでいると、視界の隅から白髪の老婆が私を覗き込むようにして現れました。バーサレが迎えに来たと直感しました。

バーサレは私をにらんでいました。白い着物の両袖からはたくさんの赤い糸のようなものを放ち、それが背後へとシャワー状に広がっていました。

その方向からバーサレと唱える少女たちの苦しむような声が、響いていました。声はどんどん大きくなりました。私は耳を塞ぎたくなりましたが、金縛りで指1本動かすことも出来ません。

バーサレはスルリと両腕を上げると、たくさん飛び出している赤い糸を1本持ち、動かない私の頭へと紐を回していきました。私は叫びたくも、声が出ませんでした。首元に締め付ける糸の感触がはっきりとありました。

糸が強くなるのと同時に、バーサレと唱える声もどんどん大きく、耳に張り付くような感じでした。息ができなくなった私は、殺される、と死を覚悟しました。そして、私はいつの間にか、気を失っていたのです。

首元に真っ赤なあざ

気が付くと朝でした。バーサレはいませんでした。鏡を見て気づいたのですが、首元には真っ赤なあざがついていました。学校に行くと、一緒にバーサレをしたB子はお休みで、その日から不登校になりました。それから一度も彼女とは会っていません。

それからしばらく、バーサレという声が私の頭の中で響くようになりました。もしかすると、バーサレと私は赤い糸でつながれているのかも知れません。

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