731部隊とナチスは医療を進歩させた!?医学界のタブーに切り込む!!

第二次世界大戦 ナチス・ドイツ 医学界 臨床実験 731部隊
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2019/01/11
トリビア
通常、ひとつの治療法が確立されるまでには、長い年月がかかります。しかし第二次世界大戦直後では、これまでに類を見ない早さで医学が進歩しました。

特に急速に進歩したのが、細菌研究と外科的医療でした。その裏には、日本軍731部隊とナチスの陰がありました。しかし戦後、そのデータはアメリカなどの戦勝国に奪われてしまいます。

今回は医療界の知られざるタブーを紹介します。

731部隊の功罪

細菌を用いた生物兵器は「小国の核」といわれています。感染力の強い細菌を培養するだけでよく、低コストで製造ができます。また効率よく敵を殺傷する能力があるからです。

第二次世界大戦中の日本は資源が乏しく、国土も人口も少ない典型的な小国でした。細菌研究を考えたのは自然なことでしょう。そして、そのために創られた機関が731部隊でした。

責任者の軍医、石井四郎は全国から優秀な医師をかき集めます。少年兵まで含めると、3000人以上の人員で細菌の研究を進めました。

主に使用された細菌はペスト菌で、敵国の捕虜を使って人体実験を繰り返したといいます。呼吸からの空気感染、血管に直接菌を注入しての感染など、詳しくデータを録っていきました。

他にはチフス菌を増殖させた食べ物を捕虜に与えて、どれくらいで死ぬか見ていたこともあります。捕虜を「丸太(マルタ)」と呼び、抵抗を見せれば激しい暴行を加えました。

部隊は同時に自分達が感染した時のためにと、抗生物質の研究も進めていました。それが現在数十種類にわたる抗生物質の製造に大きく寄与したといわれています。

ナチスによる外科的医療の進歩

ヒトラー率いるナチス・ドイツが台頭した時代に、細菌の研究が行われました。またそれだけにとどまらず、外科的な実験なども試みました。被験者は、ユダヤ人でした。

被験者の骨、筋肉、神経を一部切除し、他の者に移植して再生させることを試みました。また被験者の血液を大量に抜き取り、人間はどれくらいの出血量で死に至るのかなど、残酷な実験が繰り返されます。

また極寒に被験者を置いて低体温症で心肺を停止させ、どうやって蘇生させるかなどを実験します。そのデータを詳細に記録していきました。

さらには、子供の双子の体を繋ぎ合わせて血管と臓器を共有できるかのテストまで行っています。

いずれも麻酔なしで行われていたので被験者にとっては相当な苦痛だったでしょう。そして、数えきれないほどの被験者が亡くなりました。
 
出典:第Ⅲ収容所

アメリカが医療データを奪う!!

通常は、細胞レベルの実験から始めて、次に動物実験、それを経て人体による臨床試験をします。そのためにかなりの時間とお金が必要となります。

しかし、戦時では手順を踏まずにいきなり人体実験ができるのですから結果を得られるのは早く、また被験者も無数にいたので、詳細なデータを多く記録することが可能だったのです。

そして、そのデータは戦勝国であるアメリカに渡ります。多くの犠牲者を出した人体実験ですが、少なからず現在の医療に役立てられていることは否めない事実でしょう。

参考サイト:
身近な科学・学びを遊びに
731部隊の真実
第Ⅲ収容所