人気のゆるキャラ候補が突然消えた!!「かつ江さん」は飢えた子供を表現!?

豊臣秀吉 ゆるキャラ かつ江さん
206 views
2019/01/15
都市伝説

飢えた子供達を表したキャラクター

継ぎはぎだらけの着物を着て、カエルを片手に頬がこけた女の子「かつ江さん」。

歴史を知らない人達は、貧しさや飢餓でご飯が食べられなかった可哀想な女の子だと思ったことでしょう。

確かにあの絵からはその程度にしか思えません。なぜならば、可愛さを表すためか、飢えの様子が非常に甘いからです。

本来の飢えとはあのようなものではありませんでした。例えるならば、仏教の地獄絵図に出てくるような、手足が骨と皮だけになり、お腹だけが異様に膨れた悲惨な姿だったのです。

それ以上に狂気に満ちた背景がありました。

名前の由来は「鳥取の渇え殺し」

時代背景は、安土桃山時代。織田信長が天下布武を掲げて天下を統一しようと各武将と戦をしていたさなかのことでした。

鳥取城を落して来い、と命じられた豊臣秀吉は、鳥取城を前にして一計を案じました。

城の中には周辺の住民を含めて4000人が立て籠もっています。城の周りに柵をめぐらし家臣達に、蟻一匹入れないように穴という穴を見つけ出して塞いでしまえ、と命令したのです。

鳥取城主の吉川経家(きっかわつねいえ)は焦りました。城内には3ヶ月分ほどしか食料の備蓄がなかったのです。それなのに、食料の補給路を塞がれてしまっては、打つ手はありません。

籠城は4ヶ月続きましたが、とうとう経家は降伏し、己の自害と引き換えに家臣と住民の保護を願って城を開城します。

その時、城の中は地獄絵図さながらだったそうです。老若男女問わず、先に死んだ者の人肉を食べて人々は生を繋いでいたのです。

手足より脳が美味だったのか、首をボールのように取り合う者達、衰弱して死にかけた親を食おうと傍で待っている幼い子供など、そのおぞましい光景に、秀吉の家臣達はその場で腰を抜かしてしまったそうです。

作者の思いと誤算

「かつ江さん」を作成した作者は、殿様が家臣と住民の命と引き換えに自害した逸話を美談にしたくなかったと言います。その裏にある悲惨さを世間に知ってもらいたかったとのことでした。

そのために「かつ江さん」にカエルを持たせます。カエルを逆さに持たせたのは、

「悲惨な過去を繰り返さない(カエラない)」

という思いが込められいたと言います。

しかし、突き詰めれば人の肉を食らう行為です。幼い子供達がその事実を知った時、どう思うでしょうか。今の自分の存在は、ご先祖様の狂気の上に成り立っているのだと知れば、辛く暗い気持ちになることでしょう。

作者の気持ちは理解できますが、あまりにも安易な正義感だと思わざる負えません。

ゆるキャラは、その地域を代表するキャラクターでもあります。歴史の暗い過去を知るのは大事なことですが、それをゆるキャラに託し、子供たちに伝えるのは違うのではないでしょうか。

参考サイト:
NAVERまとめ
ハフポスト
戻る