セルフDNA操作が可能に!?遺伝子編集キット「The Odin」が世界的大ヒット!!

DNA 遺伝子 遺伝子編集キット The Odin
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2019/03/05
トリビア
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DNAを自分で操作できるとしたらどうしますか?

DNAを編集すれば、自分の好きなように顔・体を変えられます。また遺伝子レベルで治療したり、あるいは遺伝子を編集した赤ちゃんを誕生させたりも可能でしょう。

DNAの編集は少し怖い印象を持つ方もいるかもしれませんが、そんな未来がもうすぐ現実のものになるかもしれません。

遺伝子編集赤ちゃんの誕生

出典:【自給自足を目指す】自給自足のトレンドブログ!

2018年11月、中国で遺伝子編集によって誕生した赤ちゃんは、世界中で大きな話題となりました。これは中国の南方科技大学の賀建奎(He Jiankui)推教授が発表しました。

遺伝子情報を書き換えてHIVに感染しない双子の女の子が生まれたというのです。大々的に報じられた発表ですが、それからしばらくして賀建奎は失踪します。これにより双子の赤ちゃんの話は嘘ではないかと思われていました。

しかし、2019年1月22日付のアメリカの科学技術雑誌「MITテクノロジーレビュー」(MIT Technology Review)によると、調査チームが実際に遺伝子編集赤ちゃんを確認したという報告がされたのです。

遺伝子編集キット「The Odin」

このように中国では遺伝子の編集が行われましたが、アメリカでも遺伝子編集に関する研究が進んでいるようです。遺伝子編集簿分野では、元NASAの研究員で物理学者のジョサイア・ゼイナー氏がいま注目を集めています。

ゼイナー氏は自分の遺伝子を自分で操作・編集する「バイオ・ハッカー」として有名な研究者です。

ゼイナー氏は2017年に自分のDNAを編集し、その編集したDNAを自らの体内に注入する動画をネット上にアップして、世界中に衝撃を与え、多くの論争も巻き起こしました。

アメリカ放送局の「CBS San Francisco」によると、ゼイナー氏は2016年に「The Odin」を創設し、「CRISPR-Cas9」(クリスパー・キャスナイン)というゲノム編集技術を民間に普及させることに力をいれてきました。

この会社ではバイオハックのオンライン講座を開催し、実際に遺伝子編集を学べるようになっています。

現在はまだ、人間の遺伝子を直接編集することはできませんが、「The Odin」のWebページには「human」(人間)という項目があるため、将来的には人間の遺伝子編集もできるようになる可能性が高いでしょう。

遺伝子編集の危険性と可能性

ゼイナー氏の研究に対して、CRISPR研究者(遺伝子編集の研究者)から批判的な声が上がっています。

CRISPR研究者のロビン・ラヴェル=バッジ氏はゼイナー氏の実験は非常に危険で、細胞に損傷を与え、免疫系の過剰反応を引き起こす恐れがあると指摘しているのです。

しかし、ゼイナー氏に共感している人も多く、「The Odin」の売上は2018年だけで約50万ドル(5600万円)にも上り、数万人以上の顧客を抱えています。

今後ますます、遺伝子編集技術は進化し、普及していくでしょう。それに伴い法整備など社会的な制度が確立していけば、人類が遺伝子を編集し、自由自在に進化していくことも可能でしょう。

そんなちょっぴり怖くも、夢のような近未来がもうすぐ到来するかもしれません。

参考サイト:
The Odin
CBS San Francisco
MIT Technology Review