不老不死が現実に!!老化した細胞を殺すダサニチブ治療が人間でも成功!?

不老不死 医療 ダサニチブ
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2019/03/06
都市伝説

加齢は治療法のない難病!?

出典:US Army Africa

2019年1月、医療系専門誌「EBioMedicine」に、特発性肺線維症(加齢に伴い発症するとされている)という病気に関する研究結果が掲載されました。

この病気は原因不明で、病気が進行するとせきや呼吸困難が悪化し、やがては死に至ってしまいます。生存期間は発症から3~5年ほどで、現在のところ根本的な治療法がない難病です。

この病気の患者は50歳以上の高齢者が多いことから老化が原因ではないかと以前から推測されていました。

人間でも実験成功!?

アメリカのテキサス大学サンアントニオ校サイエンス・センターとメイヨー・クリニックは共同研究を実施。それは特発性肺線維症の患者14人に対して、患者の肺に溜まっていた有害な老化細胞を治療する研究です。

この研究では、白血病の治療に使用されるダサニチブという分子標的治療薬と果物や植物に含まれる化学物質クェルセチンを3週間に渡って投与し続けました。

すると、治療を受けた患者は治療前よりも明らかに長い距離を歩けるようになるなど、大きな改善がみられたといいます。

この結果に対して研究者は、

「小規模な実験だが、特発性肺線維症のような加齢による病気の治療に非常に大きな成果を残した」

と、研究結果を述べています。

ダサニチブによる治療の実験は、過去に動物で成功していました。しかし今回は、人間に効果があることをはじめて証明したため、その功績は大きいといえるでしょう。

老化の原因となる特発性肺線維症の治療方法が確立されれば、不老不死に一歩近づけたというわけです。

時代はストップ・エイジングへ

このように、加齢に対してアンチエイジング効果が期待できるダサニチブですが、副作用の恐れもあります。そのため、すぐに健康な人のストップ・エイチングエイジング(老化を完全に止める)として応用することはできません。

それでもこの研究結果から、ダサニチブが加齢による病気の治療と、その予防に効果的であることは確かなようです。

研究者たちはさらに、15人の特発性肺線維症患者と20人の慢性肝臓病患者に対してダサニチブの投薬治療を始めています。

今後研究が進み、副作用の抑制方法などが確立できれば、アンチ・エイジングならぬストップ・エイジングも可能になるかもしれません。

高齢化が進む日本では、ダサニチブによる老化防止は明るい未来をもたらしてくれるでしょう。老化が過去のものとなる日もすぐそこまで来ているかもしれません。

参考サイト:
EBioMedicine
NwesWeek
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