「これは人形じゃない。人間だ!!」不可解な転落事故の真相とは!?

霊能力 人形 事故 風習
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2019/03/12
怪談

呪いの正体は人形だった!?

出典:Ben Pugh

そこで会社は、霊能力があるという知人Y氏に霊視を依頼します。

Y氏は問題の階段に案内されると直ぐに、

「ああ。あれだ!!」

と、躊躇なく真っ直ぐ二階から三階のフロアへと階段を登り始めたのです。

そこには、大量のゴミが置いてありました。しばらくゴミ袋を漁ると、その中からひとつの大きな黒いビニール袋が現れます。どうやらY氏が探していたのは、このゴミ袋だったようです。

Y氏は袋の中を勢いよく開けます。すると中には、大きな人形が入っていたのです。

袋から人形を取り出すと、Y氏は不可解な様子を顔に表します。

「何故これが?」

そう独り言のように呟くと、周囲の人達に説明をはじめました。

「なんか黒くて細い長い手がね、ぬーっと伸びて来た。幾つも幾つも見えた。それがすーっと上の三階に引っ込んでいったんだ。それを追いかけたんよ」

そしてY氏はこの人形の正体について語ります。

「これは人形じゃないな…人間だ……」

殺すために殺すんじゃない!?

この人形を捨てたのは若い社員A氏でした。彼は事の顛末をすべて語りました。

A氏の育った故郷では、昔から今に伝わる、信じがたい風習がありました。それは自分の子供を殺して、その子供の身体を使って人形に仕立てるというものでした。

体は粘土などで形づくり、その時、人形の中に子供の体の一部を入れるのです。着物は生前に使っていたものを着せ、頭の髪は、本物の子どもの髪が使われました。こうして造り上げられた「人形」を家の中に祀るというのです。

A氏によると、村の各家々にも同じように造られた人形が祀られていたそうです。しかし何故、そんな人形が造られるようになった詳しい由来はわからないと言います。

持ち主のA氏も若く、昔からの風習について深く知っているわけではありませんでした。しかし、ボソッと漏らした言葉があります。

「殺すために殺すんじゃない、食べるためなんだ」

その言葉にみなギャッとします。

「それは、あれだ。原始宗教と同じだ。生贄は殺されたら神になる。だから祀られる。その肉を食えば食った者はみんな神の命がもらえる、そんな儀式があった。太古の昔……」

と、Y氏は言います。

捨てたらあかん!!

このような経緯のある人形ですから、とにかく子々孫々が大切に祀る必要のある人形だったはずでした。A氏の母親が亡くなる直前に、人形を大切に扱うように念を押して頼んだのも道理です。

母親の言い付けを守ってA氏も簡単には捨てられずに持っていました。しかし、矢張り大人になって時が経ち、段々大切なものという意識も薄らいでいきました。結局、邪魔になってゴミ袋に捨てたのです。

ゴミ袋からその人形を発見したY氏は語気を強めて、

「これは絶対、捨てたらあかん」

とA氏に忠告します。

そこで人形は、燃やしたりするのではなく、普通の人間と同じく丁重に埋葬されました。それ以降、三階から二階の階段で転ぶ者はピタリといなくなりました。

これで、ビルの階段での怪異は人形の怒りに触れて引き起こされていたのだとはっきりしました。祀られる事もなく、粗末に扱われた挙句に捨てられてしまった人形の怒りは、相当に強いものだったのでしょう。

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