東日本大震災の不思議な話!!お手伝いのHさんは亡くなっていた!瓦礫の上の白衣!!

幽霊 東日本大震災 自然災害
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怪談
画像: Francisco Anzola on flickr
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、日本の歴史に残る大災害でした。一度に多くの人の命が奪われたこの大震災は、改めて自然の脅威を思い知らされました。

また現在でも遺体が発見されていない方も大勢いるといわれます。津波にさらわれた人や、建物の下敷きとなって未だ発見されず、命を落とした人もいます。親しい人に別れも告げられず、無念だったことでしょう。

この様な大災害の時、不可思議な現象が起こるといいます。それは死者がこの世に残したやりきれない念が、何かの形で表れたものと思われます。

それは、怖いものもあれば、「一体なんなんだろう?」と首を傾げるものもあります。そのようなお話を今回ご紹介します。

お手伝いのHさん

KさんはHさんと炊き出しのお手伝いをしていました。HさんはKさんの近所に住む年上の女性です。一人っ子のKさんにとってお姉さんのような存在でした。

2人は、避難している人たちに配るおにぎりを作ってました。しばらくして休憩時間に入ったHさんは、Kさんに話しかけます。

「家は無くなったけど、みんな元気で安心した」

Kさんは、Hさんの話に肯きます。

「あなたも大変だったね、よく頑張った、もう大丈夫」

Hさんの励ましの声にKさんは涙ぐみます。

「いろいろありがとうね」

そう言ってHさんは炊き出しの方へ戻っていきました。休憩から戻ったKさんは炊き出しの手伝いに加わりますが、そこにHさんの姿はありませんでした。

「どうしちゃったのかなぁHさん」

Kさんが心配していると、近所のおばさんが言います。

「Kちゃん、Hさんは津波に流されて亡くなったじゃない」

最後のあいさつにHさんが来ていたのだと、そのときKさんは知りました。

時間通りに帰るお婆ちゃん

仮設住宅で老人たちが仲間とお茶を飲みながら数人で世間話をしていました。あるお婆ちゃんが孫の話を始めます。

「この前、孫が私の絵を書いてくれた。震災で疲れているのに私を元気づけてくれる優しい孫なのよ」

「いいお孫さんね」

「そうなの、とってもいい子なの。孫が大きくなるまで私は死ねないわ」

しばらくすると、お婆ちゃんは話を切り上げて帰る支度をはじめます。

「孫が保育園から戻ってくる時間だから帰るわ」

「そうね、また明日ね」

お婆ちゃんは仲間と別れを告げて、家に帰ります。

実は、お婆さんの孫は震災で亡くなって、この世にはいません。お茶飲み友達は、それをわかっていながらお婆ちゃんの気の済むまで付き合うことにしていたのです。

もしかすると、そのお婆ちゃんには孫の姿が見えているのかもしれません。

瓦礫の上の白衣

自宅も勤め先も倒壊したАさんは、震災以来何をする気力もなく過ごしていました。そこへ同僚が勤め先の跡地に行ってみようと誘ってきます。

Аさんはしぶしぶ行ってみると、そこは海に近かったため何も残っていませんでした。建物は津波によって流されていました。周囲には様々な瓦礫が散乱しています。

二人は一緒に歩きながら当時を振り返ります。

「ここは会議室だったよな」

「ああ、この辺は玄関あたりか」

そうしているうちに少し離れた場所に白く光るものが目に飛び込んできました。それは瓦礫の上に、大の字に広げられた先生の白衣でした。それは真っ白で少しも汚れてませんでした。

「ああ、ここは診察室だ」

二人は涙が込み上げて来たそうです。Аさんは看護師でしたが、患者を助けるために亡くなった医師の事を思うと、後悔で何もできなかったのです。

なぜ真っ白な白衣がそこにあったのかはわかりません。しかし、Aさんには、亡くなった医師が声をかけてくれているような、そんな感じがしました。

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