犬神憑かせて呪い殺したい奴はいるか!?犬神信仰の恐いお話パート1

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都市伝説
画像: BloodyRose ♡ on flickr
犬の動物霊を犬神というのをご存知でしょうか。

犬神にとり憑かれた人間は“犬神憑き”と言われます。その犬神を神として信仰すが、“犬神筋”の一族です。犬神信仰の彼らは犬神の力によって人を呪い殺す呪術師の血を引いているとも伝わります。

犬神筋は、昔から恐れられてきました。呪術師に目を付けられれば命はありません。村人たちからは恐れられる存在でした。しかしその反面、依頼があれば人を殺す呪術の裏稼業で儲けたともいわれています。

犬神信仰の祖は鵺

出典:和楽

犬神信仰の発祥は、遠く平安時代にまで遡ります。伝説ではその昔、中国大陸から頭が犬で、胴体が猿、尾が蛇という鵺(ぬえ)という獣が空から飛んできたと伝わります。

鵺を見つけた武士が、弓矢でその体を三つに切り落としました。すると胴体はバラバラとなって各地域に落下し、頭は阿波(現在の四国地方)に落ちて犬神と化しました。他の胴体は讃岐へ落ち猿神に、尾は備前へ落ちスイカズラになったと言われています。

この伝説に出てきた犬神が、犬神信仰の始まりでした。犬神信仰は、四国・中国・九州一帯に渡って伝承され、その本拠地は四国とされています。高知や愛媛、香川、広島県、また宮崎や熊本、鹿児島県にも伝わったようです。

犬神をつくる方法が残酷すぎる!!

出典:メル

呪術を使いこなせる犬神筋の人間になるには、まず犬神を自分たちの手で作り出さなければなりません。つくり方には諸説方法がありますが、今回はその一例をいくつかご紹介します。

まず、白い犬を首だけ出して地中に埋めます。犬は埋められた状態が続き空腹から暴れ出します。そこに白いご飯を目の前に置きますが、口には決して届かない距離に設置します。

犬はご飯を食べたくて堪えられなくなり、口を開けて舌を出してもがき苦しみます。食べたい、という犬の執念が込められた息を吐くので、白いご飯は黄色に変わっていきます。

そして、ご飯を食べたいという願いが頂点に達したと判断した瞬時に、その犬に向かって、

『もし将来、自分の命令の通りに従うなら、この飯を食わせてやる。そのうえ神に祀ってやるぞ!!』

と犬に誓いをたたせます。

そして、犬の首を一刀両断に斬り落とすのです。

犬はご飯を食べたいという一心から、斬り落とされた首の状態のままご飯に喰らいつきます。その首を焼いて骨にし、壺に移して酒や食物を供えて神棚に祀ります。こうして犬神が完成します。

また別の地域によって微妙な違いもあります。犬の骨を焼いて壺に入れ、道の十字路の真ん中で地中に埋め、その上を多くの人に踏ませてから神棚に祀る地域も一部であるようです。

また犬を埋めて身動きを封じる代わりに犬同士を戦わせる地域もあります。どう猛な犬を戦わせて生き残った犬を閉じ込め、飢餓状態にさせます。そこに魚を与えて犬が食べた瞬間に首を斬り落とし、その頭を燃やして骨を祀るという例もあります。

いずれにしても、こうして作られた犬神は飢餓と憎悪の怨念の塊です。犬神を祀ったとき、その家は子々孫々末代まで犬神筋の家系となります。

その怨念を拭うことはできませんから、現在でも“犬神筋”の家系は存在すると言えるでしょう。

呪い殺したい奴はいるか?

出典:ザ・ミステリー体験

犬神筋の家系は、呪いの力があるとされ、村人たちに恐れられています。犬神を祀る者には、富と力が手に入りました。

ある犬神筋の呪術師から、

『誰か憑かせて呪い殺したい奴はいるか?金さえ払えば俺が呪い殺してやる!』

と話をもちかけた村人も少なくないようです。

しかし、その力ゆえに村人たちから誹謗中傷され、村八分の仲間外れにされる者も少なくないそうです。

また一方で、呪術に慎重になる犬神筋の家系もありました。意外な事に、呪術師が犬神をコントロールできない場合もあるそうです。巨大な呪いの力は自分たちに跳ね返ってくる恐れもあったのだと思います。

また、ちょっとした他人への嫌悪などを感じ取って犬神が勝手に憑いてしまうため、犬神が外へ出て行かないように神棚に祈る犬神筋の方もいたようです。

呪術師が覚えもないにもかかわらず、村で異常事態が発生すれば、真っ先に疑われるのは犬神筋の人間です。それを避けるためにも犬神を大切に扱ったのでしょう。

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