中山市朗がラジオで語った怪談!!たった一言が悲劇の引き金だった!!(2ページ目)

ラジオ 中山市郎 茶屋町怪談
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芸能人の怖い話
画像: Austin Pena on flickr

母親の自殺

母親の治療が進む中で、事故の経緯を知ったAさんの上司である部長が、横たわる彼女の耳に届くか届かないかの距離で言い放ちます。

「ダメだよ、チャイルドシートしていないからね。こういうことになるんだよ!」

その途端、今まで歌を口ずさんでいた母親がピタッと止みます。そして、また一点を見つめ続けます。

検査結果では、左腕、骨盤、左足などの骨折だけで、命には別状ありませんでした。Aさんたちは、すぐに治療に取り掛かるため準備に入ります。

医師たちが目を離した隙に事件は起こりました。まともに動けない母親が、突然立ち上がり、身体に巻き付いていたチューブを引っこ抜きます。そして足が折れているのもかかわらず、病室を走り去ったのです。医師たちは唖然とするばかりでした。

母親が走り去る音は、病院の階段から聞こえてきます。皆が彼女を追いかけますが、4階の窓から身を乗り出して死んでしまいます。自殺でした。
Aさんは、部長のあの言葉が自殺のキッカケと思っています。しかし、それは部長本人には言えませんでした

子守歌を唄う女

出典:Love again

事故からしばらく経った半年後、Aさんは部長から妙な話を聞かされます。病院の職員用駐車場に女性の姿を見るそうです。それは部長が帰宅する夜11時頃、通用口のはす向かいの建物の端に一人の女性が立っているといいます。それも、部長が一人で駐車場に向かうときに限ったことでした。

また数ヶ月に飲み会が催された際に、Aさんはその女性のことが気になって部長に訊いてみました。部長によると、あまりに気になったので女性に近づいてみたと言います。しかし、話しかけても反応はなく、代わりに子守唄のようなものを唄っているというのです。

「○○ちゃん……○○ちゃん、可愛い○○ちゃん……」

Aさんは直感で、あの自殺した母親ではないかと思いました。なぜなら、部長が女性を見たという場所こそが、あの母親が窓から飛び降りて死んだ自殺現場だったからです。

Aさんは部長にお祓いするように促します。部長も何か自覚があるのか肯くばかりでした。

しばらくして4月を迎えます。多くの医師が別の病院に移動するなどの動きのある時期です。救命救急センターの部長ともなれば、大手の病院から好待遇で迎えられるはずでしたが、部長は片田舎の小さな病院の副院長のポストに落ち着きます。

実は、深夜にその女性を見るようになってから、部長は仕事ができなくなっていました。集中できず、ミスも目立ち、彼を迎えてくれる病院がほぼ無かったのです。

その後、田舎の病院に赴任した部長は、屋上から飛び降り自殺をして亡くなりました。

自殺の原因はわかりません。もしかすると、あの女性が関係しているのかもしれません。つい口にしてしまった迂闊な一言がなければ、部長は死なずに済んだのかもしれません。

参考サイト:
YouTube

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