ホラーとエロの相性は!?映画監督と怪談師の異色イベント『怪談とホラーの夕べ』!!

怪談師 ホラー映画 イベント
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潜入取材
画像: 日刊Ranpo
(画像:左から、山口綾子、ありがとうぁみ、りゅうあ、川松尚良、清水崇)

「ホラーとエロの相性は良いか、悪いか」そんなことを真剣に考えるイベントが、2019年8月3日(土)の赤坂会館で開催されました。『怪談とホラーの夕べ』第4夜では、ホラー映画監督と怪談師たちが、「エロ怖い」をテーマに、映像作品を紹介しながら熱き議論が繰り広げられました。

イベントでは、『呪怨』(2003)、『こどもつかい』(2017)などを手掛け、来年、最新作『犬鳴村』の公開も控える清水崇監督、『丑刻ニ参ル』(2015)、『我が名は理玖』(2018)の川松尚良監督、怪談界では、ありがとうぁみさん、山口綾子さん、りゅうあさんが登壇しました。

第1部「邪淫!エロお馬鹿怖い世界」

イベントでは観客も併せて出演者5人が、「ホラーとエロの相性」をジャッジ。イベントの終わりに、相性の良し悪しを判断します。

第1部では「邪淫!エロお馬鹿怖い世界」と題され、邪悪で淫らなエロ怖い話が語られました。ここでは怪談師たち全員が「相性が良い」との意見でまとまり、清水監督、川松監督は「相性が悪い」と判断します。清水監督がエロスとホラーの相性が悪いとした理由は、

「エロは(映画を見る)気を削いでしまうから」

確かに、映画の中で行われるエロいシーンは、恐怖心を削いでしまって映画に集中できないというデメリットがあるかもしれません。

エロお馬鹿怖い映画!!

ここでは出演者5人が紹介した映像作品をいくつかご紹介します。

『なっちゃん家』

はじめにホラー映像作品を紹介したのは、女流怪談師の山口綾子さん。おススメは、1998年にテレビ朝日系列で放映された深夜のテレビドラマ『なっちゃん家』。

一話完結のホラードラマは、人間の持つ恐怖を描いた作品をテーマに描かれます。彼女のお気に入りは、第8話『なっちゃん家の壁の穴』(1998年11月21日放映)。

古いアパートに引っ越してきたなっちゃん。部屋の壁から隣人の部屋を覗ける小さな穴を発見し、様子を観察しますが、次第に恐怖が襲い掛かります。

山口さんいわく、「世界は覗くためにある」という自らのテーマがあるようです。このドラマはそんな山口さんの世界観を表現した作品なのでしょう。他人を覗くという行為そのものが、エロさに繋がるという意見です。

『バタリアン』

怪談家ぁみさんが紹介したのは、アメリカ映画『バタリアン』(1985)です。医療会社に働く青年が、「死体を蘇らせてゾンビ化させる」ガスを発見し、墓地に眠る死体を次々にゾンビ化させていくお話。

コメディ要素も多く含まれるこの作品に、ぁみさんが注目したのは、墓地でたむろする若い女性が、自ら裸となっているときに、ゾンビに襲われるシーンです。いかにもエロお馬鹿怖い映画として挙げたようです。

『グロテスク』

心霊アイドルとして活躍するりゅうあさんが紹介したのは、R18指定の邦画『グロテスク』(2009年)。初デート中に突然何者かに襲われ、拘束される二人。そこで繰り広げられる残虐な拷問と凌辱の数々は、近年の邦画ホラーにしてはかなり過激な内容となっています。エロ怖いというより、残虐なエロスといった感がありました。

『女性鬼』

清水崇監督が挙げたエロ怖い映画は、『女性鬼』(2008)。女性器に歯が生えた女子高生が、セックスしようとする相手の男性器を次々に噛みちぎっていく映画です。聞いただけで男性は、股間が縮こまるような内容です。

しかし、この映画はただのエロお馬鹿怖い映画で終わらず、社会性の強い映画ということです。隠れたメッセージも読み解いて鑑賞してみてください。

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