ホラーとエロの相性は!?映画監督と怪談師の異色イベント『怪談とホラーの夕べ』!!(2ページ目)

怪談師 ホラー映画 イベント
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潜入取材
画像: 日刊Ranpo

第2部「妖艶!エロスとホラーの相性」

出典:Twitter

『DOOR』

高橋伴明監督作品の『DOOR』(1988)をエロ怖い作品に挙げたのは、山口綾子さん。都会の高層マンションに住むヒロインに、ある日セールスマンが訪れたことから恐怖が始まります。

ドアチェーンの間から強引にパンフレットを入れようとするセールスマンの指を挟んでしまいます。その翌日から彼女の前では、奇妙な出来事が続き、徐々に追い詰められていくというストーリー。

山口さんはこの映画で、独特の集合住宅の怖さにエロさを感じると語っていました。

『エンゼル・ハート』

アラン・パーカー監督の『エンゼル・ハート』(1987)を紹介したのは、川松監督です。謎の人物から、失踪した人気歌手を探し出せ、という依頼に、私立探偵が奔走する映画。彼の行く先々では奇怪な殺人事件が続発するなか、事件は思わぬ展開を迎えます。

悪魔崇拝を描いたこの作品は、恐怖シーンとエロスが見事にマッチしているため、単純なエロさではなく、濃厚な大人なエロスを堪能できるでしょう。

『シャイニング』

スティーヴン・キング原作の『シャイニング』は、閉鎖された雪山のホテルを管理する一家の身に起こった様々な超常現象を描いています。主人公は次第に冷静な判断ができなくなり、常軌を逸する行動に出ます。

映画全体に漂う不穏な雰囲気から、徐々に恐怖に侵されていくなか、裸の女性が現れて老いて朽ちるなど、映像美としてのエロスが演出されています。

エロスはホラーや怪談に必要か!?

「妖艶!エロスとホラーの相性」をテーマにした第2部では、先ほどの「エロお馬鹿怖い」とは違って、エロスと恐怖を、大人の目線から語られました。

「エロスは、恐怖の中に緊張と緩和を生む」、「作品にリアリティと体温を与える役目がある」など肯定的な意見から、「ホラーにエロスは必要か?」という根本的な議論まで行われました。

最終的に、出演者はほぼ「ホラーにエロの相性は良い」に傾きました。もちろん、それぞれの考えはありますが、今回の「エロ怖い」をテーマにしたイベントでは、単純な“見せるエロス”ではなく、暗喩や美しさなど“魅せるエロス”の必要性も説いていました。

エロスと恐怖は切っても切れない関係かもしれません。こちらに挙げた映像作品が手に入るならば、怪談・ホラー映画のスペシャリストたちが選ぶ作品を是非鑑賞してみてはいかがでしょうか。

出演:清水崇(映画監督)、ありがとうぁみ(怪談家)、川松尚良(映画監督)、山口綾子(女流怪談師)、りゅうあ(グラビアアイドル)

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