Ranpoに寄せられた実話怪談!拝み屋を睨む鏡の中の赤鬼!!(2ページ目)

実話怪談
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本当にあった怖い話
画像: liz west on flickr

鏡のある祭壇

出典:NAVERまとめ

後日、退院した母親を連れて親戚の伯母と予約した拝み屋の家に向かった。到着した先は古民家のようで、玄関先から灰色の作務衣姿で剃髪した60代くらいの男性が待っていた。お坊さんのような方だと思った彼女たちは、軽く挨拶して中へと入った。

玄関を上がるとすぐ右隣の部屋に入るよう促された。そこには立派な祭壇があって中央には大きめの丸い鏡が設置されてあった。

祭壇の奥に何が祀られてるのか分からなかったが、先程の作務衣を着た方が祭壇の前に座ったので、この方が拝み屋だと彼女は思った。しっかり挨拶と自己紹介をして母の体調不良など悩みを話した。

すると拝み屋は、自分の身の上話や聞いてもいない世間話をしだしたのだ。最後は、体調がこれ以上悪くならないように気をつけて、と言って終わらせようとする。

業を煮やした彼女は、

「母は何か憑いていませんか?」

すると拝み屋は顔色を変えて、

「では、お祓いをしましょう」

それだけ言うと祭壇に向かって誰もが知っている般若心経を唱えはじめた。

拝み屋が唱え始めると、彼女の背筋はゾッと寒気が襲った。ふと、祭壇の鏡に目をやると、そこには赤い鬼が写っていた。鬼の額には白い角があり、恐ろしい形相で拝み屋を睨んでいた。

睨む赤鬼

出典:こま×こま日和

祭壇の鏡には赤鬼の睨む顔面しか映らなかった。それに気づいたのは彼女だけで、拝み屋は般若心経を唱えるだけだった。この時、彼女は赤鬼がそのままこちらに襲い掛かるのではないかとヒヤヒヤしたそうだ。

恐くて声も出せずにどうすることもできないでいると、拝み屋のお経は終わり、鏡に映っていた赤鬼の姿もスゥッと消えていった。彼女の寒気もなくなり、ホッとしたという。あれは一体なんだったのだろうか……

伯母たちは拝み屋にお礼としてあらかじめ金額が決められていた五万円のお布施を渡してその場を後にした。

天からの光

出典:らばQ

その後、母の体調は改善することがなかったので、彼女自らが近所の神社に赴くことにした。神社本殿の前で彼女は、母の体調が良くなるように、と拝む。すると、空からスポットライトを浴びたように眩しい光が降り注ぎ、光に包まれて背中がポカポカ暖かくなる。

彼女は、神様への願いが通じたと思い、これでもう母は大丈夫だな、という不思議な確信に変わったと言う。次の日から、母はみるみる体調を回復していった。今では元気で過ごしているそうだ。

拝み屋は詐欺師!?

数年後、親戚の集まりで拝み屋の話になった。あとになって分かったことだが、あの拝み屋は、昔は霊が見えていたらしいが、今は全く見えなくなったそうだ。悪い噂では、彼は詐欺師のようなもので、逃げるようにしていなくなったそうだ。

あれ以来、拝み屋には会っていない。そして、鏡の中の睨む赤鬼のこともよくわかっていないが、おそらく金目的の拝み屋に怒りを露にしていたのだろう。

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